第69期王座戦第2局、井山さんが敗れた一局。
中盤での虎丸さんの一着に大局観を感じました。1図で黒番の虎丸さん、ここで左辺に打ち込みました(○部分です)。この後、白は二つの弱い石に分断されてしまいます(2図です)
1図
2図
もちろん、1図の時点ではそこまで細かい読みは無理です。しかし、黒は下辺と上辺、そして右辺にも強い石があって、三方を包囲している状態でした。たぶん、打ち込みして分断できればいいし、出来なくても黒を攻めることで大きな黒地が出来ると見込んでいたのだと思います。
井山さんも当然、分かっていたはず。3図の時点で右上隅に手をつけて、先手で戻って左辺を補強するつもりだったと思います。でも、虎丸さんが上回ったのではないでしょうか?改めて先手の重要性を感じましたね。
3図
PS;
スマホだとカテゴリー表示が出ていないようなので、とりあえず下にカテゴリーを載せておきます。各記事からそのカテゴリーを辿れますので
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